授乳中の写真

心配事その7-番外編(母乳育児で思うこと)

心配事その7-2(母乳育児のデメリット

母乳育児に限らず粉ミルクでの育児でも、いつまで授乳するのかいつ辞めたらいいのかは悩むところだと思います。

私がよく周りから言われて追いつめられる気持ちになったのが「母乳は栄養なくなるから早くやめた方がいい」という言葉です。

これらについて、私が体験したことも含めて書いていきたいと思います。


 

まず授乳時期についてですが、別にいつまでという期限はありません。

日本の厚生労働省のガイドラインにはもともと卒乳時期について明記されておらず、WHO(世界保健機関)は2歳まで授乳を続けること(もちろん6ヶ月以降は離乳食と併用です)を推奨しています。

家庭の都合、例えば職場復帰において断乳しないと難しいとか、次の子供を妊娠したとかの理由で1歳前に断乳する場合もあれば、1歳を過ぎて子供が辞めたいときに卒乳させることもあるでしょう。

 

そもそも卒乳断乳には違いがあります。

卒乳は子供の心構えをさせつつ自然に授乳をやめること、もしくは子供自身の母乳への興味がなくなり欲しがらなくなることで、断乳とは前日まで普通に飲ませていたのに次の日急に授乳をやめることです。
どちらがいいとは一概には言えず、また前述のとおりやむを得ない事情により断乳せざるをえない場合もあります。

ただ断乳の場合、今まで授乳していた母乳の行き場がなくなり胸が張って痛かったり、子供も母乳を欲しがってかなり荒れます。

卒乳の場合は徐々に授乳回数を減らし、また子供も自分でやめる意識を持つため、卒乳の方が母体にとっても子供にとっても穏やかにやめることができます。

 

私は友人がやっていた夜間断乳から始めました。

夜は授乳で寝かせ、夜中起きた時も添え乳でそのまま寝かせていたため、初日はものすごい暴れっぷりでした。
2日目は割と穏やかだったり、3日目は思い出したように暴れたりとなかなか安定しませんが、ベッドに行ったらおっぱい飲めないということは覚えたようで、ぐずってもしばらくすれば寝るようになりました。

一番の変化が、断乳前は夜中5~8回は起きていた睡眠が1~2回程度になり、添え乳でいつまでも咥えたままなかなか寝入ってくれなかったのが、ちょっと泣いてもすぐに寝入ってくれるようになりました。

 

ちょっと私情で脱線しましたが、世界の卒乳平均は約4歳で、日本は卒乳時期がかなり早いそうです。

その要因として、母親の職場復帰など環境の変化ももちろんあります。
しかしそれとは別に、なぜか一昔前「母乳の栄養はちょっとずつ減って1歳を過ぎたらほとんどなくなる」という考え方があり、そのせいで1歳になったら卒乳という考え方が今も残っているようです。

実際のところ、栄養がなくなるわけではなく6ヶ月以降の子供には母乳だけでは栄養が足りなくなるというだけの話で、離乳食と併用しましょうというのが今の考え方です。

 

しかし専門家である医者ですら「まだ授乳してるの」と半笑いであきれたように言います。

小児科の先生や女医さん(みんながみんなではないと思いますが)に言われたことはありませんが、小児なんて触れないんだろうなという感じの男性医師数名に上記の対応を取られたことがあります。
お前ら医者がそれを言うな!と言いたかった・・・。

 

ほんと、よく事情も知らない医者にそれを言われたくありません。

子育てについて一番悩んでるのはその母親自身で、ちょっとしたことでも追い込まれてしまいます。

 

うちの子供はなかなか離乳食が進まず、というかあまり食に興味を持ってくれず、ご飯を望むようには食べてくれません。
白いご飯だけなら食べるかと思いきや、それすら数口食べてもういらないということもしばしば。

母乳でちょっとでも栄養補給できるからまぁいいかと、そう思えたからこそ鬱などにもならずに済んでいると思っています。

これで周りに言われるまま1歳で無理やりやめていたら、”食べさせなきゃ””なんで食べてくれないんだろう”とストレスを抱え、鬱になるか虐待していたかもしれません。

 

今では、ご飯を炊く際に栄養補助米(サプリ米)を入れたりして、食べるだけマシかと割り切れますが、その心境へは短期間では行きつけませんでした。
というか、割り切ってはいるものの未だに悩みの一つでもあります。

母乳を飲ませるから食べないんじゃないかと周り(特に自分の母親!)から言われたことも多々ありますが、頑張ってご飯前に授乳せずにいても結局いつもと変わらずでした。
むしろ、授乳しないことで機嫌を悪くして食べることすら嫌がる始末。

母乳を飲ませようが飲ませまいが食べる子はほんとによく食べているし、そもそもあんまり食べることに興味がないから食べずに母乳を欲しがったり、他のことに興味が向いてしまうのだと思います。

善意や改善のため言ってくれているんだろうけど、そういうことを悩んでる人に軽く言わないでほしいというのが私が思ったことでした。

 

ちなみに、”未だに悩みの一つ”とうのでわかる通り、相変わらずなかなか家ではご飯を食べてくれません。
それでも、ひきわり納豆やコーンフレーク、たこ焼きやお好み焼きなどなど、割と食べてくれるメニューも増えてきました。”割と”というところがミソですが。

お昼は保育園でしっかり食べている(最近はよく保育士から完食したよと言われるようになりました)ようだし、周りに話を聞くとうちの子供と同じようにご飯しか食べない子もざらにいます。

私の子供の場合、体重はあまり増えていないけど身長は結構伸びてきているので、きっと大丈夫だろうと思ってます。

 

授乳の仕方について後悔していることを一つ。

月齢の低い頃、授乳後のゲップは必須ですが授乳中に寝てしまって起こすのがかわいそうで、そのまま寝かせていました。
母乳は哺乳瓶と違い、空気を飲み込みにくいためゲップが出ないことも多いようで、ゲップをさせようとしても出ないことが立て続けにあり、いっかなと思ったのもあります。

それが、授乳しながらじゃないと寝なくなった原因じゃなかろうか、ちゃんとゲップさせて、そのまま横抱きなりベッドにおいて最初のうちに頑張って寝る癖をつければ、もうちょっと楽だったんじゃないかとちょっと思いました。

 

しかも、睡眠時間のあまりの短さに耐えかねて夜中は添え乳もしていました。
子供は目が覚めたら手探りで目の前のおっぱいを探り当て、だらだらと咥えて吸って・・・という状況。

前はそれで私も眠れて、ふと目が覚めた時にいつの間にか吸ってるというような感じで楽だと思ったのですが、最近は逆に疲れて早く放してくれと思うようになりました。

 

添え乳については、肯定・否定どちらの意見もあります。

私は自分がやっているのもあり別にダメじゃないと思ってます。
また、だらだらと夜も母乳を与えてると虫歯になると言われたり見たりしたことがありますが、母乳だけでは虫歯にはならないそうです。

ただ、添え乳だとどうしても眠りが浅かったり、添え乳じゃないと寝ないので他の人に寝かし付けを頼むことができなかったり、卒乳時に苦労したりと、デメリットも当然あります。

私の子供も眠りが浅く、一晩で5~8回起きて「寝れん!」と言わんばかりに文句を言っていたし、夫が寝かし付けしようものならものすごいギャン泣きで大暴れして絶対に寝てくれず。
そして寝かし付け時の断乳をした今でも夜中1、2回起きては、機嫌が悪いとギャン泣きしておっぱいよこせと言います。

 

2人目が生まれたときは、そもそもの寝かし付けをもうちょっと最初のころに色々頑張ってみよう、それが無理で添え乳しても、我が強くなる前に夜間の断乳だけでもやろうと思います。
(・・・できるかな・・・)

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