私は自分の子供の泣き声が苦手でした。
子供を泣かせ続けていると子供や周りから責められる気分になって自分も泣きたくなるからです。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」「泣かせた方が肺が強くなる」と産院でも言われます。
それでも泣かせ続けておくことがどうしてもできず、すぐに抱っこしておむつを替えて授乳して・・・
「子供は泣き疲れて眠るもの」ですが、私はそれを見たことがありません。
両親や夫にも「泣かせとけばいい」と言われますが、当時の私の心境としては「じゃぁあんたらがこの泣きわめいてる子をみててくれるのか」といったところでしょうか・・・
特に、朝と夜に早く泣き止ませようとしていた理由として日中仕事の周囲を起こさないようにというのもあり、気を使ってる相手にそう言われて余計にイライラしてた気もします。
とにかく泣き止ませたくて、他の方法を試すことなくほんとに授乳が必要かも確認せずに授乳していました。
今となっては、低月齢期の頻回授乳や、夜一人では寝てくれない問題の発端はここだろうと思っています。
ついでに、今でも何か不満があって泣いて(例えばお菓子が食べたいのにもうおしまいねといってもらえないとか)、それが叶えられないとわかると泣きながら「おっぱい!」と言って要求されます。
「ダメならせめておっぱいよこせよ!」と言わんばかりで、カツアゲされてる気分・・・。
もしも小さい甥っ子や姪っ子が身近にいたり、子供が2人以上いて子供が泣くことに慣れていれば。
それか「泣け泣け~」と放置できる精神的強さがあればよかったのですが・・・。
そもそも、赤ちゃんはなぜ泣くのか。
当然、肺や心臓を強くするためではありません。
そりゃぁ強くはなるのでしょうが、わざわざ泣かせなくても笑ったりしゃべったりすることで強くなるそうです。
私もあまり長時間泣かさないようにして育てましたが、肺が弱そうとかいうことは全くなく、よく笑いよくしゃべりよく泣く、元気な子に育ってます。
赤ちゃんが泣くのは、それしか周囲に訴える方法がないからです。
それは例えば、おしっこが出ただったり、お腹すいただったり、抱っこしろよだったり。
本当は、よくよく聞いてその都度なぜ泣いているかを解明していけば、泣き声で何を望んでいるのかわかるそうです。
当時、私も聞き分けてみようとはしましたが、一人目で余裕もなく、そもそも子供が泣いているのを放置できなかった私には土台無理な芸当でした。
かといって、本当に子供のことを思うなら、ちゃんとなぜ泣いているかを突き詰めるべきだったというのも反省する点の一つです。
その点、2人目を育てているお母さんは強いです。
家事に加え、上の子の世話もしつつ下の子も育てなければいけません。
割り切ってしまわなければ、時間がいくらあっても足りませんね。
1、2時間泣かせ続けるくらいは普通みたいです。
もちろん完全放置ではなく様子を見ながらではありますが。
私も2人目を生んだ時にはそうなれるだろうか・・・と思わず遠い目をしてしまいますが。
次があれば、もっとちゃんと泣き声を聞いて、どうして泣いているのか聞き分けられるようになりたい。