>>前編:突発性発疹と熱性けいれん①はこちら
熱が出だして2日目の夜に熱性けいれんを起こし、さらに2日熱が高かった私の子供ですが、そもそもの高熱の原因は何だったのか。
まぁ書いてある通り突発性発疹なのですが、こちらも順を追っていきたいと思います。
4日目、平熱の36度台まで熱が下がってからは夜になっても熱は上がらず安心していたのですが、翌朝起きるとなぜか子供の機嫌が悪い。
しかもただ悪いだけじゃなく、ものっすごい悪かった。
何をしてもずっとごねてなんなんだろうと思っている中、ふと気付くと首や手足に赤い点々が。
起きた時にはなかったけど何だろうと思って様子を見ていると、時間が経つにつれ増えていき、首周りを痒そうにし始めました。
ひとまず診てもらうかと、またまた病院へ。
5日間連続受診です・・・。
そうして先生に言われることには「突発性発疹だと思うんだよねぇ。手足口病も流行ってるけど、ちょっと症状が違うし・・・」とのこと。
かゆみ止めのみもらい、あとは様子見でと受診終了。
手足口病は手足に発疹がでて、ほとんどの場合水疱ができる(水泡にならない場合もあるようですが)のですが、この時の発疹は手足や顔首だけでなく腹部や背中にも出ていて、突起のない赤い点々がびっしりと出てきているような感じで、確かに手足口病とは違う感じでした。
手足口病
夏季(7月がピーク)に流行する夏風邪の一つで潜伏期間は3~6日、発症すると口内や手足に水疱性の発疹ができ、1~3日発熱することがあります。
感染力が強いため熱がある間は保育園への登園はできません。
解熱後1日以上経過し、口腔内の水疱や潰瘍などの影響がなく通常のごはんが食べられることが登園の目安になります。
一度発症すれば免疫ができるので次かかることはありませんが、ウイルスが複数いるため手足口病としては複数回かかることも。
水疱をつぶすと感染の原因になります。
発症のメインは10歳以下の子供ですが、まれに大人もかかることがあるので潰さないように注意しましょう。
そして病院から帰宅後、子供を寝かせてる間に突発性発疹について調べてみました。
突発性発疹
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- 突然38~40度の熱が出る
潜伏期間は10~14日間
熱は3~5日続き、下痢や軟便になりやすいがそれ以外に症状は特にない(まれに嘔吐する) - 熱が下がると発疹が3~4日出る
赤~ピンク色をした3~5mmほどの大きさの発疹が腹部を中心に全身に広がり、きれいに治る。
発疹に痛みはなく、まれにかゆみがあるが軽度 - 別名「不機嫌病」
発熱中は高熱が出ている割に元気で機嫌がいいが、熱が下がり発疹が出るころになると一転して不機嫌になる - 合併症
熱が上がるときに熱性けいれんを起こすことがある
非常にまれだが、脳炎や脳症を起こすこともある
- 突然38~40度の熱が出る
出張中の夫に見つけた記事を送ると、私から様子や経過を聞いていただけの夫ですら「まさしくこれじゃん」というほど当てはまりました。
この突発性発疹、熱が出ている間は発疹もなく機嫌もいいためこの段階で突発性発疹の診断を下すことは難しく、かといって熱が下がり発疹が出るころには投薬する薬もない(必要なし)という、受診のタイミングが微妙な病気だそうです。
また、感染症で発熱中の感染力は強いですが、発疹が出るころには感染力もかなり弱まっているため、多少発疹が残っていても熱が下がって全身状態が良ければ(通常の食事や水分がちゃんと取れたり、他に異常がない)保育園の登園も大丈夫だそうです。
私の子供は発熱初日から数えて8日目(土日も挟んでたので)にやっと登園しましたが、これがまたすごかった。
行く前からいやいや、保育園が見えてくれば泣き出し、教室で先生が手を伸ばせばギャン泣きして大暴れ・・・
先生と顔を見合わせて苦笑するしかありませんでした。
こうして初めての40度の高熱と熱性けいれんと突発性発疹は幕を閉じました。
何が一番大変だったかと言えばもちろん熱性けいれんなのですが、一連の流れで何が印象的かと言えばやっぱり不機嫌さでしょうか。
何をしてもごねてぐずって、授乳して寝ているときだけ大人しいというか機嫌が平坦(良いわけじゃないところが重要)というか。
もうかからないといいんですが、こればっかりは何とも言えず。
今回かかったのと違うウイルスが流行らないといいなぁ。