事件当時借りていたアパートは3DKで広めではあったのかなと思います。
ですが、1部屋は寝室でベッドでいっぱいいっぱい、1部屋は洋服その他を置いており、子供と過ごすのはもっぱらリビングのみ。
しかもそのリビングが一番狭く、テレビ台とソファーと小さな折り畳みテーブルを置いたらその間は歩くスペースのみという狭さ。
窓のそばとキッチンに続くスペースにはもう少し空きはあるものの、冬で底冷えするしカーペットも届いていない状態でした。
もともと、床の埃などが気になるしソファーの上の方がスペースもあるので、寝返りしないしとついついソファーに子供を置いており、座るようになってからもソファーの上に子供を置いて過ごしていました。
もちろん私もソファーやソファーの真ん前に座り、常に子供を見ている状態で、すぐに対応できるようにしていました。
しかしある日。
すぐ横の台所でちょくちょく振り返り様子を見ながら、離乳食を準備していました。
子供はソファーに座りおもちゃで遊んでいて、ちょっとでも前のめりになったらすぐに戻れるようにしていたつもりでした。
ところが、ほんとに一瞬、料理の方に集中してしまった瞬間。
ドンッ
ウギャー!!
案の定落ちました。
ソファーのすぐ側に置いていたゴミ箱に興味を惹かれ手を伸ばし、どうやらソファーから横向きに一回転したようで、私が駆け付けた時には上向きになって泣いていました。
ただ、ソファーもそれほど高さはなく(座った子供の頭が座面と同じくらい)、下のカーペットも厚みとクッション性のある冬用のものに変えていたため子供へのダメージはそれほどでもなく、単純に落ちた衝撃に驚いて泣いているだけのようでした。
それでも一通り、異変はないか、痛がるところはないかなど調べ、その間心臓バクバクでした。
お座りを始めたころなど、頭の重い子供はバランスを崩してゴツンと頭を打つことがありますが、それくらいでは問題はそうそう起こらないそうです。
それでも頭を打つとやはり心配になりますが、様子を見て次の症状がなければ大丈夫と判断していいようです。
①何となく意識がおかしい
「視線が合わない」「言っていることの辻つまが合わない」なども当てはまります。
②おでこ以外の部分にこぶ(皮下血腫)ができている
皮膚の下にできた血腫で、おでこ以外にある場合は骨折や頭蓋内血腫の可能性があります。
特に一番骨の弱い側頭部のコブは要注意だそうです。
③5秒以上の意識消失
5秒以上の意識消失があった場合は必ず受診しましょう。
④重度のけがの仕方
つかまり立ちをしていて後ろに倒れた、歩いていて机の角に頭をぶつけたなどの、足が地面や床に着いた状態からの転倒や、止まっている物へぶつけた場合は「軽度」で、あまり心配いりません。
交通事故の衝突で社外へ放り出されたり、同乗者が死亡したような交通事故、ヘルメットをかぶっていない状態で車と衝突した歩行者や自転車の乗車者、2歳未満は90cm以上(2歳以上は150cm以上)からの転落が「重度」となり、これらの場合は当然病院へ行く必要があります。
※ちなみに階段一段は20cmとして計算するので、例えば5段目から転落した場合は1mの高さから転落したことになるそうです。
⑤触って分かる頭蓋骨骨折
頭を触ってみて、凹んでいたり溝があったりした場合は病院へ。
⑥親から見ていつもと違う
言葉をしゃべれない子供の場合は、親が判断するしかありません。
いつもと何か違う、そう感じた時は迷わず病院で診てもらってください。
上記以前に、もし頭を打った後の症状が、泣くことなく意識を失う、ぐったりして反応がない、けいれんを起こしたなどの場合は様子見などと言わずすぐに病院にいきましょう。
あれから、成長するにつれどんどん活発に動き回り、それに伴って落ちたり転んだりすることも増えてきました。
子供も慣れてきたのか、ちょっと売ったりぶつけたりするくらいでは泣かなくなってきました。
でも、頭部のけがは2歳未満と2歳以上で頭蓋骨の固さが違うため、注意点や症状の出方が違うそうです。
2歳になるころもう一度確認しなくては・・・。
子供に万が一があった時こそ、冷静に対処できるようにしておきたいですね。