子供が生まれて、初めての子供ならなおさら心配事だらけですが、添い寝するようになってまず心配するのは子供が寝ているときではないでしょうか。
私が子供が寝ているときに心配になったのは大体2つ。
夫(もしくは自分)の寝返りで子供をつぶしていないかと、寝息や呼吸の動きが小さくて生きてるかわかりにくいこと。
私は寝相は割といい方です。起きた時、大体同じ位置に同じ体制で寝てます。
問題は夫。
私と二人で寝ていたときは、体の半分に乗り上げられ「重い・・・苦しい・・・」と思いながら寝ることもしばしば。
それなのに、「潰さないから大丈夫」と本人に言われても安心できません。
ですが、寝相については私を間に挟んでしまえば一応問題は解決します。
問題はもう一つの方。
睡眠中において、私が一番不安だったのはこれです。
【 乳幼児突然死症候群(SIDS) 】
目にしたり耳にしたりする機会も多く、ご自身で調べた方も多いと思いますが備忘録なのでお付き合いください。
~乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?~
○窒息などの事故とは異なる、 睡眠中に何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因の分からない病気
(中枢性防御反射の未成熟などにより、無呼吸や呼吸リズムの不整から抜け出せないためという説が現在有力)
○日本ではおよそ6千人から7千人に1人の赤ちゃんが亡くなる
○生後2か月から6か月に多い(まれに1歳以上でも発症することがある)
○平成29年には77名の赤ちゃんがSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位
○SIDSの予防方法は確立していない
ただし、次の3つのポイントを守ると発症率が低くなるというデータがあります。
~発症率を低くする3つのポイント~
(1)うつ伏せで寝かせない
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、調査によると寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いようです。
睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効なので、医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、あおむけに寝かせましょう。
寝返りをうってうつ伏せになった場合、いちいち仰向けに戻す必要はないようですが、窒息しないように周りに柔らかいものを置かないよう徹底して、あとは注意してみておくことが大事かと思います。
(2)できるだけ母乳で育てる
母乳で育てられている子供のほうが発症率が低いと言われています。
ですが、粉ミルクが発症原因なわけでもなく、色々な事情により母乳育児をしたくてもできない方もいるので「できるだけ」
(3)タバコは吸わない
たばこはSIDS発生の大きな危険因子で、妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなり、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。
中耳炎や喘息にもかかりやすくなるようです。
他にも、
男児・早産児・出生体重児 に多い、季節は 12月以降の冬季(衣服の着せすぎ)、時間帯は 早朝から午前中 に多いことなどがわかっています。
過度に心配する必要はないようですが、そうは言われても、原因もわからないしなるかならないか調べようもないのでやはり心配です。
ちゃんと呼吸しているか、胸に手を当ててみたり鼻の下に指を置いてみたりと、確認作業をいろいろやってやっと「あ、生きてる」と一安心。
私は夫や親に心配しすぎだといわれました(今も言われます)が、一番弱い乳児期に心配しすぎということはないと思っています。
心配して何かあれば病院に行き、何事もなければ安心できます。
むしろ気にせず、もしくは気にしながらも放置して、それが原因で重い病気やそれこそ亡くなるなんてことになったら?
そんな耐えられないことになるくらいなら、よく来るなぁと思われようと私は病院に行きます。
参照:
乳幼児突然死症候群(SIDS)について(厚生労働省):https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html