授乳中の写真

心配事その7(母乳育児について)

~初めに~
今回の記事、見方や立場が変わればそれぞれの事情も異なるため、色々なご意見があると思います。
一般的に粉ミルクより母乳の方がいいと言われ、世界保健機構(WHO)も母乳育児を推奨していますが、そもそも、母乳じゃなければ子供は育たないのかと言えばそうではないし、粉ミルクにも母乳にもいい点・悪い点があります。
今回は私個人の話を元にして話を進めますので、「へぇ~、この人はこうだったんだ」というような、広い心でご覧いただければ幸いです。

 

そして長くなる予感がするので、前後編で分けようと思います。

さて、初回は一般的な母乳育児のメリット・デメリットについてです。

母乳育児のメリットは以下の通り。

  • 子供の成長に必要な栄養がすべて含まれている
  • 病気に対する抗体が含まれている
  • あごが強くなる
  • 子供とスキンシップが取れる
  • 回復を早める(母親)
  • 乳がんになりにくい(母親)
  • お金がかからない
  • 出かけるときの荷物が少なめ
  • 授乳までに時間がかからない

おそらくまだあるとは思いますがこんな感じでしょうか。

 

逆に、デメリットはこんな感じ。

  • 飲んでいる量がわからない
  • 授乳の間隔が粉ミルクより短い(特に夜)
  • 授乳を人に任せられない
  • 母乳の出が悪いと赤ちゃんの体重が増えない
  • 長時間人に預けられない
  • 乳房、乳頭トラブルがおきる
  • 自分の食べ物に気を使わないといけない
  • ビタミンDが不足しやすい

などなど・・・

 

まずメリットについていくつか詳しく見ていこうと思います。

そもそも「子供の成長に必要な栄養がすべて含まれる」とは?

母乳は、母体から子供の成長に必要な栄養素を集めて作られるため、離乳食を始める6ヶ月頃までは基本的にはそれだけで十分と言われます。

ですがデメリットにもある通り、母乳ではビタミンDが不足しやすかったり、自分の食べ物に十分気を付けなければいけません。

元々母乳にはビタミンKとビタミンDが不足していて、ビタミンKについては不足していると出血がおこるため産後入院中にシロップを飲ませます。

ビタミンDは骨に関するビタミンで、母親の食事(つまり母乳)か日光浴により摂取します。
これが不足すると、子供では骨の発育不良による「くる病」、大人では骨粗鬆症のリスクが高まります。

粉ミルクの場合はできるだけ母乳と同じになるよう、ビタミンDを含むできる限りの栄養素が配合されています。
なので、ビタミンD不足の心配もないし、自分の食べるものに関して気にしなくていいという利点もあります。

しかし、粉ミルクにはどうしても配合できないものが母乳にはあります。

それが病気に対する免疫です。

母乳には母親が持つ免疫が含まれ、子供が病気になりにくいようになっています。

以前は、母乳だと粉ミルクよりアレルギーになりにくいということが言われていたのですが、そちらに関しては今年3月に厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイド改定により予防の効果はないと修正されました。

母乳とミルクでアレルギーのリスクに変わりはないようです。

 

次に気になるのは「子供とのスキンシップ」ですが、これに関しては、確かに肌を付けて密着するのでいいことではありますが、だからと言って粉ミルクでスキンシップが不足しているのかと言えばそれは母親の接し方次第だと思うので、書いといてなんですがメリットと言えるのかどうかは疑問かなぁ。

いや、いいことではあるんですけどね?

 

さて気を取り直して、「母体の回復を早め、乳がんになりにくい」とはどういうことか。

子供がおっぱいを吸うと、ホルモンが分泌され子宮の収縮を促します。
それにより母体の回復が早まるそうです。

さらに、授乳により乳がんのリスクが減少するという研究結果も。

とはいえ、授乳しているから乳がんにならない、というわけではありませんので、必ず定期的に健診を受けましょう。

 

 「出かける際の荷物の量と準備にかかる時間」も割と重要かもしれません。

子供と出かけるとき、授乳メインの間は便が柔らかく、割とすぐ漏れます。

なので、おむつ替えセット(おむつの予備、おしりふき、ごみ袋、おむつ替え用のマット等)のほかに、替えの服が2~5枚は必須です。あとは時期によっては防寒用のガーゼケットやタオルケットなどの割とかさばるものも必要です。

それプラス自分の荷物と、これだけでも結構な重さになりますが、何とかリュック1つにまとめられなくはありません。

粉ミルクの場合はこれに、お湯入りの水筒、粉ミルク、哺乳瓶(1~3本)が必要になります。
どれもこれもわりと重量がありまして、知り合いをみていつも「うわぁ、重そう・・・」と思っていました。

最近はショッピングセンターやコンビニなど、粉ミルク用のお湯を提供してくれるところも増えましたが、行く場所に必ずお湯をくれるところがあるかはわからなというのもあってか、彼女はお湯の水筒をいつも持っていた気がします。

そして、子供が泣きだしてから授乳するまでにかかる時間は、やはり粉ミルクの方がかかります。
哺乳瓶に粉をいれてお湯で溶かし、人肌まで冷まさなければいけません。

私が混合だったころは、まず人肌の温度がよくわからず、さらには冷ましすぎてもう一度温めるなんてことをよくやっていたので、余計に時間がかかってました。

 

やっぱり長くなってきましたが、次回は母乳のデメリットについて、私の体験とともにお伝えしていきたいと思います。
むしろ、今回のメインはそっちになりますのでもっと長くなるかも・・・?

それでは次回【心配事その7-2(母乳育児のデメリット)】で!

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