授乳中の写真

心配事その7-2(母乳育児のデメリット)

心配事その7(母乳育児について)

さて、前回は母乳育児のメリットについて解説していきました。

後編では、デメリットと私の体験談について語ります。

 

・・・のですが、前回書かなかったメリットの「お金がかからない」について、私の体験も交えて先に書いていきたいと思います。

メリットについて私が実感があるのは”お金がかからない””出かける際の荷物量””授乳までにかかる時間”かなと思うのですが、”お金がかからない”については限定されます。

何に限定されるかというと、粉ミルクにかかるお金です。

ミルクで育てる場合、こればっかりは必須です。
しかも、子供のことを考えれば安易に安いものに変更するわけにもいきません。

粉ミルク代だけでも年間結構するんじゃないかと思います。

しかしなぜ粉ミルクに限定しているかというと、母乳育児でも哺乳瓶はなんだかんだ買うからです。

 

実際、私も買いました。

元々母乳がちゃんと出るまでは混合育児だったのと、子供が乳首を吸うのに慣れるまでは乳首の根元とかに裂傷ができていたので、搾乳して哺乳瓶で・・・と思い、哺乳瓶だけでなく搾乳機(手動)やら消毒セットやら乳首ガードやらと、いろいろ揃えました。

結局ほとんど使ってないけど(無駄なことした・・・)

 

初期だけで言えば、割と母乳育児でも変わらないくらいか粉ミルクよりお金を使うかもしれません。

そして搾乳機ですが、ちょっと高かろうが絶対に電動を買うべきだと思います。

私の場合ですが、手動の搾乳機で30分以上頑張っても20mlとかしか搾乳できず、しかも皮膚を引っ張るからなのか痛いこと痛いこと。

ずっと真下を向いた状態で手を動かして・・・満足な量も採れず搾乳することに疲れ果て、結果諦めました。

電動なら、痛みはわかりませんが疲れ果てることはないと思いますし、赤ちゃんが吸うリズムで搾乳するよう設定されているので、手動とは違いちゃんと搾乳できると思います。

 

続いて本題、デメリットです。

まずは「食べ物」について。

好き嫌いがない人はそれほど気にすることはないでしょう。
しかし私はかなり偏食で、自分の食べられないものについてはサプリメントを取ったり他の食べれる食材で補ったりと、かなり意識してご飯は選んでました。

 

次に「飲んでいる量がわからない」件。

哺乳瓶に作って飲ませる粉ミルクと違い、母乳は子供が飲んでいる量が目に見えません。
唯一の方法として、まず授乳前に子供の体重を計り、授乳後もう一度体重を計る方法です。

ですが、そもそも赤ちゃん用のスケールがあることが前提で、ない場合は母親(まぁ誰でもいいんですが)が子供を抱っこして計り、続いて母親だけで体重を計り・・・と、2回体重を計らなければならず、結構手間で大変です。

赤ちゃん用のスケールはそんなに長期間使わないのに結構いい値段するし、レンタルはいくらきれいにしてあると言われても私はどうしても抵抗が・・・(私は古着が無理な人間です)

だからと言って、4回も計るとか毎回やってられません。
はっきり言って母子ともにかなりのストレスになります。

先生は体重が増えてるから母乳で足りてるよと言いますが、目に見えないことってなかなか納得しがたい。
そして「先生足りてるっていうけどほんとに大丈夫かな・・・やっぱりしばらく体重毎回計ってみる?でもなぁ・・・」と負のループ。

 

そもそも最初は混合で、夜だけ粉ミルクを足していたのですが、1カ月健診の時に先生から「十分体重増えてるから粉ミルクやめなさい」と言われて完全母乳に移行しました。

粉ミルクの方が腹持ちがよくて夜寝てくれるとよく言いますが、うちの子供の場合、混合でも母乳のみでも夜の授乳間隔は変わらず。

子供以外に八つ当たりをする私をみて「もっと粉ミルクあげたらいいのに」という母に、「だって先生がやめろっていったし、粉ミルク足しても変わらんもん」と頑なに拒否し続けた頑固な私・・・

 

ですが、裂傷ができて咥えられるのも痛くなった時には、粉ミルクを使うかどうかかなり悩みました。

母乳のみあげていると、裂傷が治るタイミングがありません。
むしろ酷くなっていくので、授乳を一方に集中して片方ずつ直すという方法に出ましたが、吸わせてない方が今度は張って痛く、しまいには痛い痛い呻きつつ泣きながら授乳してました。

そんな裂傷は、一度ならず何回も・・・。

 

子供の歯が生えた時は特に要注意です。

生え初めに勝手がわからず歯を立ててしまうのは仕方ありません。

しかし子供は、「したらだめよー」とか、痛がって「痛いからやめようね」というと、反応が返ってくるのがうれしいのか、面白がってわざとする子が多いです。

うちの子供も、ニヤニヤしながら痛がる私を見上げてました。

 

あ、そういえば。

話が変わりますが、入院中に習った授乳の仕方が3~5分を左右2回ずつだったのですが、これは左右均等に赤ちゃんに吸わせることで母乳の出をよくするためで、本当は15分くらい続けて吸わせないと濃い母乳は出ないそうです。(吸い始めの母乳は水分がメインらしい)

母乳が出だしたら、トータルで左右均等になるようにしながら、それぞれのおっぱいを長く吸わせてあげる方がよさそうです。

 

私も最初のうちはちゃんと時計とにらめっこしながら頑張ってましたが、そのうち面倒になりとっとと辞めました。

ただでさえ頻回授乳で、1~1時間半おきに授乳していたので、やってられんと思いまして・・・。

 

そして、母乳育児で一番つらかったのは「誰にも変わってもらえない」ことでしょうか。

粉ミルクの場合は、「ちょっとお願い」と旦那や親にお任せして睡眠を取ったり休憩したりすることができます。
夜の授乳も交代で起きてあげることができます。

しかし、母乳の場合はそれができません。

母乳育児でも出かけるときや夜だけ粉ミルクやればいいと思われるかもしれませんが、それも子供によりけり。

うちの子供の場合、完全母乳に移行した後は哺乳瓶を咥えることすら嫌がって、断念せざるを得ませんでした。

 

私に当たられる周囲は大変だったでしょうが、私は私で大変で、それでもなんとか完母をやり通しました。

まぁ、やり遂げたといっても1歳8か月現在、いくつかの単語をはっきり言うようになった子供に「おっぱい」とねだられ未だに母乳をあげてますが。

 

さて今回はここまでなのですが、前後編と言いながら次回番外編まで母乳の話になります。

番外編では、母乳の辞め時や、母乳の栄養が減ると言われること、周囲の反応に思うことを書いていこうと思います・・・というか、愚痴交じりで書かせてくださいー。

 

番外編(母乳育児で思うこと)

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